仕事内容と求める人財像

設計の主要業務は、お客様からの要求や社内の先端技術を具現化（商品化）することです。

自社の基礎技術を土台にして、社内の様々な部門と打合せ・調整を重ねながら、新技術を投入した製品に仕上げます。
ティラドの場合、自動車・二輪車・建設機械などの各分野の専門チームに分かれています。

商品化とはいっても単に図面を描くだけではありません。安全や品質を最大限に確保しながら、製造現場からの要望や制約など、様々な課題を克服して進めなくてはいけません。
解析や設計計算プログラム等による机上検討だけでなく、製造現場に設計者も出向き、チームプレーで課題解決をスピーディーに図れることがティラドの強みの一つです。
自分の描いた図面が実際に製品となって搭載された時の充実感は格別です！

設計部門の上流に位置するのが研究開発です。
主な業務は
①熱交換に関する最先端技術の開発
②既存ラインナップにない新分野の商品開発
③高度解析技術の開発
④材料開発などであり、
「高性能・高品質・低コストで社会に貢献する商品を開発する」を合言葉に開発テーマを推進しています。

テーマ推進においては、設計、解析、評価試験・結果解析はもとより、量産性検討、コスト検討など、業務は多岐に渡ります。
また複数のテーマを兼務する場合も多く、業務をより幅広く体験しながら、スペシャリストとして誇れる技術と知識を身に付けられる仕事です。

「ものづくり」が製造なら、その「ものづくり」のベースとなる生産設備や金型を造り上げ、全世界の製造拠点に供給するのが生産技術部門の主な業務です。
ティラドの生産設備は「自社開発」「自社設計」「自社製作」が基本。
使う側の立場から安全・品質・生産性・最適工法を考慮し、求められる要求を最大限に引き出せるように設計・製作・生産準備・メンテナンスと多岐にわたる業務をこなします。

そうしてできあがった生産設備や金型は、全世界の生産拠点へ。
すなわち、全世界で生産されるティラドの製品を支える設備は、「Made by T.RAD JAPAN」なのです
「最先端の加工機を用いた加工」「生産データの収集と分析」「製品品質の向上」に努めるプロ集団でもあります。

試作試験部門は、新製品がお客様や製品のスペックを満足しているかどうかを、製品が世に出る前に確認するのが主な業務です。
データを収集し、設計品質の検証と妥当性確認、およびデータベース化を行います。
実車に搭載した試作製品を、シャシダイナモという自動車の走行装置を使って試験データを取ったり、振動やヒートサイクルなどの様々な試験装置を使って、耐久試験を始めとした様々な試験を行ったりします。
この部門の合格が出ない限り、製品は世の中に出せません。
試作段階での設計品質や製品品質を検査・確認する重要な部門です。

製品を造り上げる「ものづくり」、製造部門はメーカーの心臓そのものです。

営業が受注し、設計部門が具現化した製品を、実際に量産するのが製造部門です。
材料・部品の受入れから始まり、組立・検査・出荷と様々な作業・工程を経て、お客様にお届けする製品を完成させます。　
とはいえ、ただ単に製品を作るわけではなく、高レベルの安全・品質・環境を常に維持しながら、最高・最適な生産効率を追求して生産していきます。
ここは会社の利益を生み出す源泉とも言える、ティラドでもっとも重要な部門でもあります。

メーカーとしての醍醐味が、この部門にあります。

品質は我々メーカーにとっての命です。
その重要な品質をお客様に保証するために、厳密に管理する部門が、品質保証・品質管理部門です。

品質といっても、その内容は多岐にわたります。
製品の品質や品質レベルの評価に始まり、市場･得意先の品質情報の収集･解析とフィードバック、検査員の教育訓練・認定、品質監査と、品質に関わるあらゆることにかかわります。
また国内だけでなく、海外関連会社の品質支援も重要な業務です。
この部門があってこそ、適正で安全なティラドの製品が出せるといっても過言ではないでしょう。

本来、営業部門は自社製品をお客様に売り込み、受注につなげるのが仕事です。
でもティラドの営業はその範疇だけには入りません。
お客様の要望・希望を社内につなげ、各部門と調整しながら再びお客様に提案する、いわばコーディネーターとしての仕事が主な業務になります。
お客様には会社の窓口として、会社にはお客様の立場で、いろいろと発生する様々な課題に立ち向かい、最適な解決を図ります
強力なライバル会社もある中で、次々と受注を伸ばしていけるのは、ティラドの技術力と営業が築いているお客様との信頼関係があってこそ。
今日もまた新しい提案をするために、会社とお客様の間を飛び回っています！

生産計画の立案、受注～出荷指示、生産管理、受入業務、原価企画など、モノづくりの「司令塔」として幅広い業務を担当します。
注文を受け、指定納期に納入でき、かつ最適コストを達成できる生産計画を立てることがその第一歩。
様々なお客様からの受注情報を集約・分析し、社内の生産管理システムを駆使して、材料・部品の調達指示・受入から、生産指示、そしてお客様へお届けするまでの物流管理まで、モノづくりの入口から出口までのすべての工程を管理しています。
また工場の収益確保・向上のための原価低減活動の企画や運営にも携わっています。

モノをつくる為には、材料を始めとして、部品、購入品、資材などいろいろなモノが必要です。
それは国内からだけではなく全世界から購入します、だからグローバル調達。

とはいえ、単に購入すればよいのではなく、スペックに適合した品質・競争力のある価格・供給できる生産量と納期など、様々な要素をクリアしながら仕入先を開拓・選定していきます。

また仕入先様との相互メリットのある安定した取引関係の構築も大切な業務です。
仕入先様と一緒になって、品質改善の推進も支援しています。

今やITなくして世の中は動きません。
IT技術を活用して、モノづくりの世界を変えていきたい、そういう想いでできた部門です。
機械とヒトだけに頼るモノづくりから、IT技術を駆使してムリ・ムダを排除し、オペレーターが安全に効率よく作業できる、ヒトとITが融合したモノづくり職場を目指します。

また生産性の高い製品開発～販売体制を築き上げるためには、様々な業務プロセスの改革が必須のミッションであり、それらを達成するツールがITなのです。
モノづくりのみならず、社内の各種システムの企画・構築やスマートオフィス化など、各部門が抱えている課題をIoTやAIを活用して解決していく、ビジネスソリューションの担い手です。

経理・財務部門の第一のミッションは、会社外部の関係者に対して、社会的に要求される会社の会計情報を、法令を遵守しながら正確に提供すること。

次に、会社経営の意思決定に必要な会計情報を提供する事です。
そのためには経営状態を常に把握・分析する事が必要で、正確なデータ・情報を基に、経営陣に対して戦略的な問題提起を行います。

また収益性向上のために資金の調達や効率的な運用も担っています。
単にお金を司るだけでなく、経営に積極的に携わりながら提案していく、戦略的な経理・財務を目指しています。

会社の信用と評価を高める活動を担うのが総務部門。
株主総会の開催を始めとして、広報（IR）活動や法務・株式事務、地域社会への貢献活動など、幅広い活動を推進します。
また社員が働きやすい、安全・安心で快適な職場環境作りを進めています。

会社に関わるすべての「ヒト」の能力と意欲を高める活動を担うのが人事部門。
ティラドの人材は財産、すなわち「人財」
この大切な「人財」を適所に配置し、公正・公平な処遇で社員の意欲向上を図ります。
また社員一人一人の能力を開発し向上させるような教育を企画・実施します。